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古書店歩きがご趣味の先生

2017年 01月24日 07:00 (火)

内科の田辺先生は古書店歩きと読書がご趣味と伺っており、デスクでお見かけするといつも本や新聞などを読んでいらっしゃいます。

このたび先生が北海道医療新聞社の新春特集号「新春随想」に寄稿された『阿部知二の著書を求めて』を拝読しました。

先生が冒頭に「古本マニア以外には興味のない話」と書かれてるとおり、古書と縁のない者にとって内容は未知のことばかりでした。
阿部知二という戦前戦後の流行作家である、今はたぶんそんなに有名ではないこの作家の「冬の宿」という作品を、先生は版違いで7冊も所蔵されているそうです。本自体のデザインは変わらないけれど、本を収める箱の意匠がそれぞれ違うそうなのです。「初版本は書房主が装幀した継ぎ表紙、箱入りの瀟洒な本!字がやや丸みを帯びている」…!!???
阿部知二の百冊以上の著書の中から装幀について、先生のいつもの楽しい辛口調で明晰に書かれており、古書初心者にも大変わかりやすく、楽しく読ませていただきました。

新しい年の初めに、自分にとって新しい古本の世界とその奥深さを垣間見させていただき興味が芽生えました。

院内でご覧になりたい方は、総合医局の書棚に置いてありますのでぜひお読みください!

阿部知二の著書を求めて

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